gzで圧縮されたログをlessで手軽に確認する

やりたいこと

ディスク容量削減のため、ログはgz形式で圧縮されている。

gz形式で圧縮されたログをそのまま解凍せず、シンプルに中身を確認したい。

環境

OS:FreeBSD 9.1

手順

以下のコマンドでgz圧縮されたログを開く。

gunzip -c {gz形式のファイル} | less

表示例

example.com 1.11.0.11 - - [10/Oct/2019:23:59:40 +0900] "GET hogehoge.jpg HTTP/1.1" 200 5679 "https://example.com/foo.html" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_1_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.1 Mobile/15E14
8 Safari/604.1"
example.com 1.23.4.56 - - [10/Oct/2019:23:59:40 +0900] "GET hogehoge.jpg HTTP/1.1" 200 5679 "https://example.com/foo.html" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_1_2 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.1 Mobile/15E14
8 Safari/604.1"

コマンド説明

gunzip

gz形式で圧縮されたファイルを解凍するコマンドがgunzip。

指定されたファイルは解凍後のファイルに置き換わるので、ディスク容量に注意。

-c

解凍したファイルの中身を画面に標準出力する。

このオプションが付いた場合、圧縮されていたgz形式のファイルは解凍後のファイルに置き換わらなくなる。

less

ファイルや出力結果を、まるでエディタで見るように確認できるコマンド。

非常に多機能で、検索、grep、ファイルの更新監視等ができる。

/ + 文字列

/を入力してから文字列を入れると検索ができる。

n を入力するとマッチした次の文字列に、Nで前の文字列に飛ぶ。

gとG

Gで末尾に、gで先頭に飛ぶ。

ログファイルの追記部分を見てから、その他の履歴を見たいときに重宝する。

F

大文字のFを入力すると、ファイルの更新を監視して、追記を表示するようになる。

tail -F と同等の機能なので、わざわざgrepやtailのコマンドを打ち直さなくて良くなり、非常に楽ができる。

抜けるときはCtrl + c を入力する。

& + 文字列

文字列でgrepできる。

特定のバッチやエラーメッセージ、urlなどを絞り込むときに使用する。

grep状態を抜けるときは、再度 & を入力し、文字列を入れずにEnterを押す。

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